<光の巨匠カラヴァッジョ&バロックの顔たち>は、2024年の韓国・イタリア修交140周年を記念して、カラヴァッジョの作品10点を含むバロック時代作家の作品57点を韓国初、アジア最大規模で紹介する特別展です。
光と影の強烈な明暗の対比で劇的な場面を演出するテネブリズムの創始者であり、写実主義の先駆者としてバロック芸術の始まりを告げたカラヴァッジョ。
38年という短い人生で100点余りの作品を残したカラヴァッジョのコレクションのうち、ウフィツィ美術館、ウルシーノ城市立博物館をはじめ、イタリア、スイス、イギリスなどヨーロッパ各地の個人所蔵作品で構成された本展は、カラヴァッジョの様々な作品に出会える唯一の機会です。
没後300年を経てようやく再評価され始め、現在も作品の真贋を含む様々な研究が活発に行われている中、今回の展示はその過程と成果を垣間見ることができる特別な機会であり、今後のカラヴァッジョ研究の重要な足がかりとなることでしょう。
また、展覧会では、アンニーバレ・カラッチ、オラツィオ・ジェンティレスキなどの同時代のバロック芸術の巨匠たちの作品を一緒に展示し、バロック芸術の多様性と発展過程を考察し、17世紀のヨーロッパ絵画界を貫いたカラヴァッジョの影響力と彼が残した芸術的遺産に出会うことができます。
展示紹介
シモーネ・ペテルザーノ
Simone Peterzano
イエスの神殿奉献
Presentation of Jesus in the Temple
c. 1588, キャンバスに油彩画, 193 × 147 cm
個人所蔵
ミケランジェロ・メリージ(カラヴァッジョ)
Michelangelo Merisi (Caravaggio)
トカゲに噛まれた少年
Boy Bitten by a Lizard
c. 1595,キャンバスに油彩画, 65.5 × 50 cm
個人所蔵
ジョバンニ・フランチェスコ・バルビエリ(グエルシーノ)
Giovanni Francesco Barbieri (Guercino)
負傷したタンクレードを見つけたエルミニア
Erminia Finds the Wounded Tancred
c. 1619, キャンバスに油彩画, 155.4 × 178 cm
個人所蔵
ミケランジェロ・メリージ(カラヴァッジョ)(カラヴァッジョの影響を受けた作家)
Michelangelo Merisi (Caravaggio) (circle of)
聖トマスの疑い
The Incredulity of Saint Thomas
c. 1601 – 1602 , キャンバスに油彩画 , 108 × 146 cm
フィレンツェ、ウフィツィ美術館
ミケランジェロ・メリージ(カラヴァッジョ)
Michelangelo Merisi (Caravaggio)
キリストの逮捕
The Taking of Christ
c. 1602, パネル上のキャンバスに油彩画, 140 × 170 cm
フィレンツェ、ウフィツィ美術館
ミケランジェロ・メリージ(カラヴァッジョ
Michelangelo Merisi (Caravaggio)
ゴリアテの頭を持ったダビデ
David with the Head of Goliath
c. 1606
Oil on canvas
119.5 × 94.5 cm
チューリッヒ, 個人所蔵
展示期間
2024年11月9日(土) ~ 2025年3月27日(木)
観覧時間
火~日 午前10時~午後7時(チケット販売及び入場は午後6時まで)
毎週月曜日休館 クリスマス、旧正月(1月1日、旧正月休み)、三が日通常開館